エクスプローラーⅡ(Ref.16570)は、1991年から2011年にかけて20年間と長期に渡り生産された
ベストセラーモデルです。

16570を今狙うなら2007-2008年M番以降のモデルを購入しましょう。
具体的にはM番、V番、G番となります。狙う理由はCal.3186を採用しているからです。
Cal.3186は2005年に登場した現行GMTマスターII(Ref.116718LN)に初めて搭載されました。
その後はコンビモデル(Ref.116713LN)、ステンレススチールモデル(Ref.116710LN)をはじめとした
現行モデルへ受け継がれ、生産終了のGMTマスターII(Ref.16710)にも搭載されています。
登場してから16570はCal.3185を搭載していましたがZ番の頃からCal.3186が搭載されています。
GMTマスターII(Ref.16710)のように最終ZやM番はCal.3186を搭載しており現在それだけでプレミアム価格になっています。
従来のムーブメントに採用されているヘアスプリングとテンワは、強磁性合金仕様の為、磁場や温度変化、衝撃などにより精度面で悪影響を受け易かったですが、
Cal.3186へと移り変わり、その弱点が克服された。この弱点を克服する為にロレックスが費やした期間は5年間と言われている。
Cal.3186は、常磁性合金仕様のブルーのパラクロムヒゲゼンマイを開発し、耐磁力と標準の10倍程度の耐衝撃力を実現しました。
このパラクロムヒゲゼンマイは2007年以降に発表された数々のモデルのキャリバーに搭載されています。
16570は生産終了モデルの理由から注目が集まり、価格の高騰が見られます。
特に価格高騰が顕著なのが、90年代に見られたトリチウム夜光や、シングルロックブレスなど生産初期の仕様、
または生産終了間近あるいは生産後期に散見される仕様の個体です。さすがにランダム番は良い値段なのでお勧めできません。
ここ数年の価格高騰で、軒並み100万円が基準点のようになってきた5桁スポーツモデルの中では、エクスプローラー系の中でも
16570はサブマリーナやGMTマスター等と足並みを揃えてくる可能性は大いにあります。
是非狙いましょう。
他にも狙う理由は2点あります。
1つ目はギャランティが以前は紙タイプでしたがこの頃からカード型ギャランティになっています。
2つ目は時計ケース内にインナーサークルと呼ばれるシリアルナンバーが刻印されています。
つまり
1.Cal.3186
2.カードギャランティ
3.インナーサークルシリアルナンバー
この3点セットを抑えて購入しておけば今後の値上がりは100万台は間違いないでしょう。
もちろん狙うのは完品、外箱、内箱、冊子も必須です。
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