【レンズ仕様】
●フィルターサイズ:46mm
●質量:約150g
●長さ:約30.5mm
●最大径:約56mm
●レンズ構成:5群7枚●焦点距離:28mm
●コンタックスGシリーズボディ用
X-E4用に新しいレンズが仲間入りしました。先日購入をしたヘリアー50㎜は35㎜版で75㎜相当の
準望遠レンズになります。 普段の撮影では画角が狭すぎて構図に苦労するため広めのレンズが欲しくなりました。前回はレンズに似合うボデイを探した結果XE-4でした。今回はボディに合うレンズ選びです。レン ズアダプターを使用すると 各社のレンズ全てが選定対象になります。数が多すぎてどのレンズを選 定して良いのかわからないため数点の項目を挙げて検討しました。
①ボディの拘りカメラはお気に入りのX-E4で問題なし
②単焦点レンズ且つマニュアルフォーカス
便利なズームレンズは使用しない。ピント合わせは、カメラのピーキングを使用すると非常に楽なことがわかりマニュアルレンズに照準を合わせました。
③開放F2.8以上
ボケをある程度味わいたいのでできればF2.8以上必須
④格好良いレンズ
X-E4に似合うデザイン手に取って格好が良い 見ていてうっとりする雰囲気
⑤ツアイスレンズを使用したい。一度も使用したことがないのが理由
②~⑤で検討した結果、コンタックスG用の21mもしくは28㎜レンズに決めました。理由ですがレ ンズのシルバーの鏡胴が X-E4のボディとマッチしており見た目のカッコよさは最高でした。また ツアイスレンズは高騰をしていて 特にMマウントのレンズは軒並み中古で20万以上、いえいえ50万?の値段です。ところが何故かコンタックスG用のレンズは 価格が安めでした。F1.4のレンズは結構お値段が高く中国製で2万以下のF1.4レンズもありますが見送りました。ところでコンタックスGカメラは2000年頃に発売されたレンジファインダー式のフィルムカメラでボディは前期型と後期型で G1とG2があります。専用レンズが15㎜、21㎜、28㎜、35㎜、45㎜、90㎜です。
いつものようにネットサーフイン・・・ 50㎜より広めのレンズは15㎜~45㎜でしたが15㎜は球数が少ない上にお値段もそれなり、21㎜は 専用ファインダーをカメラ上部に取り付けると滅茶苦茶カッコいいのですが 実用性が0なのと予算がややオーバーで却下でした。結局28㎜に照準を定めて某カメラ店で見つけた程度の良いBiogon28㎜を購入しました。 レンズアダプターは焦点工房のマウントアダプタをAMAZONでぽちり!4000円程度でした。28㎜はX-E4で使用すると焦点距離は35㎜判で42㎜相当です。 広角レンズとしては狭く標準レンズ寄りの焦点距離ですが肉眼で見た印象に近いので撮影範囲は広がります。
Carl Zeissの刻印があります。赤いT*マークもありそれだけでも嬉しくなります。ところでT*マ
ークの意味は全く知りませんでしたが 調べてみるとレンズの構成は複雑になるほどレンズの空気界面での反射の影響で画像コントラストが低下するようです。 レンズ枚数が増えれば、それに比例し て内部反射の数も増えていきます。内部反射の数が増えると、コントラストを損なう「フレア」や、 画像に像が重なる「ゴースト」が発生する可能性が高くなります。 カールツアイスは「フレア」「ゴースト」を抑えるために反射防止処理技術を開発して二層式コーティング、三層式コーティングをしてきました。 それが1972年までのレンズに採用されている赤いTマークです。さらに多層膜反射防止膜を適用したレンズがこのT*マークとのことです。
マウントの後方のレンズが飛び出ているのがわかります。このレンズはレンズアダプターを使用すればどのカメラでも使えるのですが 後方のフランジバックの問題もありミラーレスカメラのみで す。少なくてもこのX-T4には干渉しないため取付可能です。
ContaxGボディ用の接点が見えます。
このアダプターのお陰で往年のレンズが使用できます。
X-E4に取り付けたBiogon28mm
この角度から見ると雰囲気が最高です。
レンズ奥のギザギザがあるリングを回してピントを合わせます。
絞りは基本的にF2.8を多用します。写真はF11になってました・・・。
最短撮影距離は50cm程度なので寄って撮影することが苦手です。Biogon28㎜で撮影した写真です。写りをご覧ください。
≪まとめ≫
フジフィルムのカメラはフィルムシミュレーションが多彩で風景、ポートレートのようなモードではなく フィルムをイメージした撮影方法が選択できます。この手法はフィルムメーカーだから出来ることで 他社では頑張ってもできない技術です。1枚の写真を仕上げるためにフィルムシミュレー ションを選定するだけでも 多彩でしかもミラーレスカメラを使用すれば古いレンズが使用できるため写真ライフはさらに楽しくなります。 昔欲しかった憧れのレンズを手に入れてお気に入りのカメラをカスタマイズするのは奥が深くレンズ沼への入り口だったりします。 古いレンズから最新のレンズまでこれからも楽しみたいです。次のブログをお楽しみに!
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